中国のネット広告に新規定、「ワンクリックで閉じられなければ罰金」

中国市場監督管理総局は24日、「インターネット広告管理弁法」を正式公布し、5月1日に施行する。スマートフォンなどポップアップ広告の多さが問題となっており、ワンクリックで閉じられるようにすることやワンクリック閉鎖のための標識(ボタン)を目立つように表示していない広告については最高3万元の罰金を科すと規定した。

同弁法は、スマートフォンなど端末向け広告を含むインターネット広告の運営・発行者、インターネット情報サービス提供者の責任をさらに明確にし、広告掲載方法などを規制するもの。

「ポップアップ広告が多すぎる」という問題に対しては、「ワンクリックで閉じられるようにする」ことを求め、ワンクリック閉鎖のための標識(ボタン)を目立つように表示していない広告については、広告法第62条第2項の規定に基づき処罰され、拒否した場合は5,000元(約9万5,000円)以上3万元以下の罰金を科すと規定した。

スマート家電やナビゲーション機器、スマートカーのポップアップ広告が繰り返され、消費者の交通安全にまで影響を及ぼす問題に対処するため、ユーザーの同意なしに、ナビゲーション装置、スマート家電などにインターネット広告を送信した場合、広告法第62条第1項の規定に基づき処罰する。

ライブ配信を利用してインターネット広告を掲載することについては、ライブ配信がライブコマースなど商業広告に該当する場合、広告活動に関わる該当主体は、広告主と広告運営者、広告掲載者、広告代理店が責任と義務を負うと明確に規定した。

互联网广告管理办法

市场监管总局广告监管司负责同志 就《互联网广告管理办法》答记者问

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