世紀華通の子会社がデータセンター建設、投資額82億元

中国インターネットゲーム大手の浙江世紀華通集団(浙江省紹興市)は11日、子会社の上海リュウ(王へんに竜)騰が安徽省蕪湖にインターネットデータセンターを建設すると発表した。建物面積は41万平方メートル、搭載ラック数は約3万ラックを計画しており、最大で82億元(約1,627億円)を投じる。

工期は5年を予定。具体的な投資規模や、建設の進ちょくは実際の運用状況や市場の環境によって決定する。現在、潜在顧客と商談を進めているという。

世紀華通は2014年から天游軟件や七酷網絡、点点互動などを傘下に収めてインターネットゲーム事業に参入し、19年には298億元で盛趣遊戯も買収している。20年以降は、クラウドデータ事業にも参入。データセンターやデータセキュリティ分野の投資を進めてきた。今年3月にはクラウドデータ事業の計画、運営を統一的に進める専門部署を立ち上げた。

同社の発表によると、今回の投資の背景には、中国国家発展改革委員会(発改委)が11月7日に通達した「民間投資の発展を支援するための政策環境のさらなる改善意見」がある。同通達では、民間資本が5Gアプリ、データセンター、産業インターネット、産業ソフトウェアなどの新しいインフラと関連分野の投資、建設、運営に参画することを推奨し、デジタル経済を展開すると示している。

浙江世纪华通集团股份有限公司关于拟对外投资的公告

世纪华通

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