テスラの第3四半期、中国で64.8%増収も値下げ
米電気自動車(EV)大手テスラが24日、米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、同社の今年の第3四半期(7~9月)の中国での売上高は、前年同期比64.8%増の51億3,100万米ドル(約7,644億円)となり、国・地域別の増収率で最大だった。売上高比率は23.92%となり、前年同期から1.29ポイント拡大した。
テスラの第3四半期の納車台数は約34万3,000台だった。中国の乗用車市場信息聯席会(CPCA)によると、テスラの同期の中国での販売台数は12万6,000台となっており、単純比較で、同社の世界販売の36.73%を中国で占めた計算となる。
一方、今年1~9月のテスラの中国での売上高は135億6,800万米ドルとなり、同社の同期売上高に占める比率は23.74%と、前年同期の24.97%から低下した。
騰訊網によると、テスラ中国は24日、セダン「モデル3」と多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」の価格を引き下げると発表した。モデル3の最低価格は従来の27万9,900元(約576万6,000円)から26万5,900元に、モデルYの最低価格は従来の31万6,900元から28万8,900元にそれぞれ引き下げた。
TESLA, INC. FORM 10-Q FOR THE QUARTER ENDED SEPTEMBER 30, 2022