百度、広州市と深セン市でADAS向け地図サービス開始へ
広東省の広州市と深セン市はこのほど、インターネット検索中国最大手の百度(北京市)に対し、都市部での先進運転支援システム(ADAS)向け高精度地図サービスの提供を許可した。
中国政府は今年8月、ADAS向け高精度地図の実装実験地として、北京、上海、広州、深セン、杭州、重慶の6都市を指定しており、広州と深センの両市はこれを実践に移す。
高精度地図は自動運転の重要なインフラの一つと言われる。百度が提供する地図サービス「百度地図(マップ)」は、収容データの96%に人工知能(AI)を導入し、次世代の地図サービスで自動運転の実現をサポートする。
百度は現時点で、広州汽車集団、長城汽車、北京汽車、上海蔚来汽車(NIO)、威馬汽車科技集団(WMモーター)などと自動運転車の量産プロジェクトで提携しており、百度のADAS向け地図を搭載した車両は、23年に100万台を超える見通しだ。