鴻海・裕隆が聯発科技と連携 3nmチップで次世代スマートコックピット

電子機器受託製造サービス(EMS)世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業と台湾の自動車最大手「裕隆集団(Yulon Group)の合弁EV(電気自動車)企業「鴻華先進(FOXTRON)」は1日、台湾のファブレス半導体メーカー、聯発科技(MediaTek)との戦略的提携関係の構築を発表した。協力協定に基づき、鴻華先進エコシステムの高端車種にはMediaTekの天璣自動車コックピットプラットフォーム「C-X1」が採用される。
C-X1プラットフォームは3ナノメートル(nm)の先進プロセス技術を採用し、Armv9.2-A CPUと米半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)のGPU(画像処理半導体)「Blackwell」を統合している。マルチモーダルAI(人工知能)インタラクション能力を備えるとともに、5G(第5世代移動通信システム)・Wi-Fi・Bluetoothなどの通信技術にも対応している。
今回の提携により、鴻華先進の高端車種はC-X1プラットフォームの支援のもと、より滑らかな車内体験を提供できるようになる。具体的には、直感的な車両コントロール・高度な安全機能・シームレスに連携するエンターテインメントシステム・パーソナライズされたインタラクティブAIアシスタント、そして完全なスマートコックピット向け車載通信環境の構築が実現される。
鴻華先進の李秉彦董事長(会長)は、今回の提携は同社の先進EVプラットフォームと最高水準のAIスマートコックピットプラットフォームを組み合わせるものであり、高い拡張性を持つ次世代スマートモビリティソリューションの構築を目指すと述べた。シームレスで知性的かつユーザーを中心とした体験に焦点を当てており、この提携を通じて鴻華先進は市場の発展ニーズに応える車両ソリューションを継続的に提供するというコミットメントをさらに強化するとしている。




