小鵬汽車の何小鵬CEO、「L4自動運転は今後3年で加速」

中国の新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(シャオペン、広東省広州市)の董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)である何小鵬氏は10日、全国人民代表大会(全人代)期間中のメディア取材に応じ、AI(人工知能)がデジタル世界の変革段階から現実の物理世界を変える段階へと進みつつあるとの認識を示した。今後5年のスマート経済を支える重要な分野として、自動運転車、ヒューマノイドロボット、空飛ぶクルマを挙げた。

何氏によると、小鵬汽車の第2世代運転支援システム「VLA」は今月下旬にアップデート配信される予定で、中国の自動運転市場は今後3~6カ月以内に大きな変化を迎える可能性があるという。また、今後1~3年の間にL4(特定の条件下で完全自動運転)の自動運転技術が急速に普及し始め、さらに5年以内にはL5(完全自動運転)の完全自動運転が実際に実用化される可能性もあるとの見通しを示した。

一方で何氏は、すべての自動車メーカーがヒューマノイドロボット開発企業へと順調に転換できるわけではないと指摘する。ハードウェアとソフトウェアの自社開発能力に加え、異なる技術分野を融合する能力が備わって初めて、この分野で競争力を持つことができると強調した。

小鵬汽車は人間に近い形態のヒューマノイドロボットに焦点を当て、家庭、商業、工業の3つの分野を主要な応用シーンとして開発を進めている。自動車産業との深い連携を図りながら量産化を進め、今年末までに高性能ヒューマノイドロボットの量産を実現することを目標としている。

また何氏は、大規模言語AIモデル(LLM)が「物理AI世界のオペレーティングシステム」として機能し、あらゆる物理AIアプリケーションの基盤になるとの見方も示した。小鵬汽車が進める自動運転タクシー(Robotaxi)事業、次世代自動車、ロボット開発はいずれも同じオープンな思想に基づいており、今後はより多くのエコシステムパートナーとの協力を通じて発展を目指すとしている。

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