BYD、日本での24年のEV販売台数2223台 トヨタを抜く
日本自動車輸入組合はこのほど発表した2024年の日本での電気自動車(EV)の乗用車新車販売台数統計などによると、中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD、広東省深セン市)の前年比54%増の2223台となり、初めてトヨタ(2038台)を上回った。 BYDの日本市場でのEV販売台数が現地ブランドのそれを上回ったのはこれが初めて。長沙晩報が日経中文網を引用して伝えた。
1位は「SAKURA」がヒットした日産自動車の3万749台(前年比44%減)、2位は米Tesla(テスラ)の5600台(3%増)、3位は三菱自動車の2504台(64%減)、4位はBYD、5位がトヨタだった。
BYDは22年7月、中国の新エネルギー車(NEV)ブランドとして初めて日本市場に参入した。最初のモデルは「ATTO 3(アットスリー)」で価格は440万円。セダンの 「Seal (海豹)」は標準仕様で528万円、コンパクトEV「Dolphin(ドルフィン)」の限定車は299万円からと、日本の自動車メーカーの同型車より安く、販売台数増加の原動力となっている。
BYDは現在、東京、大阪、横浜、名古屋、福岡などにディーラー出店しており、年内には100店舗に達する見込みだ。