シノペック、エネルギーと化学製品のグリーン開発を推進するためにカーボン・フットプリント・アライアンスの立ち上げを発表

China’s first megaton carbon capture, utilization and storage (CCUS) project, the Qilu-Shengli Oilfield CCUS, designed to reduce carbon emission by 1 million tons per year, the equivalent of planting nearly 9 million trees and shutting down 600,000 economy cars. (PRNewsfoto/SINOPEC)

北京、2024年8月2日 /PRNewswire/ — 中国石油化工股份有限公司(HKG: 0386、以下「Sinopec(シノペック)」)は、中国北京でEnergy and Chemical Industry Chain Carbon Footprint Alliance(エネルギー・化学産業チェーン・カーボン・フットプリント・アライアンス)の発足を発表しました。この取り組みは、Sinopec、CNPC、CNOOCなど、中国のエネルギー・化学分野の大手企業8社が先頭に立って進めています。加盟メンバーは、改良されたカーボン・フットプリント計算メカニズムを備えたカーボン・フットプリント管理システムを2027年までに共同で構築し、各分野と中国が低炭素の未来に向けた取り組みを加速できるようにします。

同団体は、使命に関する宣言を発表し、技術的専門知識を共有して協力体制を築くために高品質でオープンなプラットフォームを構築することを確約しました。メンバーは2027年までに、製品のカーボン・フットプリント管理システムを確立し、20の主要製品についてカーボン・フットプリント算定基準を策定し、地域ごとの製品カーボン・フットプリント係数データベースを構築する予定です。それにより、国際的な交流と相互基準承認を促進し、グローバルな気候ガバナンスを強化します。

カーボン・フットプリントとは、個人・組織・製品・国家が直接または間接的に生成する一定期間の温室効果ガスの総排出量です。中国は、世界最先端の新エネルギー技術革新と炭素排出抑制に向けた野心的な公約により、世界の気候変動対策の最前線に立っています。同国は、カーボン・フットプリント管理を最優先課題に据え、今後数年間で主要製品のカーボン・フットプリントを計算・評価・認証するための総合的なシステムを構築する計画を立てています。

SinopecのWan Tao副ゼネラル・マネージャーは、同社のグリーン戦略と近年の世界的な低炭素開発目標に対する貢献を強調し、Sinopecが再生可能エネルギーの利用と製造プロセスにおける炭素削減を拡大しながら、クリーンな化石燃料の開発を推進していると述べています。さらに、Sinopecは加盟メンバーとの協力体制のもと、情報を共有し、リソースを統合して、カーボン・フットプリント管理システムを確立し、業界をグリーンで低炭素な発展に導くことを目指している、と同氏は付け加えました。

2015年以来、Sinopecは業界内の製品カーボンフットプリント会計をリードし、40社にわたって100近くの製品を評価してきました。Sinopecは、カーボン・フットプリントの計算、データベースの作成、サプライ・チェーン管理の標準化に重点を置き、自社製品のカーボン・フットプリント管理システムを構築する計画を立てています。現在、同社はパイロット企業6社を対象にしたカーボン・フットプリント情報モジュールの構築を完了しており、すべての企業にモジュールを拡大しようとしています。

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