小馬智行、ロボタクシー技術で第一汽車子会社と提携
自動運転技術の開発を手掛ける中国のスタートアップ企業、小馬智行(広東省広州市、ポニー・エーアイ)は24日、中国自動車大手の中国第一汽車集団の100%出資子会社である一汽(南京)科技開発と戦略的提携を結ぶことで合意したと発表した。自動運転技術を搭載した「ロボットタクシー」向けセンサーのハードウエアユニットの量産化で協力する。24日付智能制造網が伝えた。
2社はロボタクシーの大規模商業展開でも協力。広州市、北京市、上海市、吉林省長春、江蘇省南京市などでロボタクシーの実証実験を進める。
小馬智行は、北京市、広州市、上海市、米国のカリフォルニア州フリーモントとアーバインでロボタクシーのサービスを提供中。第一汽車集団も2019年に湖南省長沙市で、ネット検索大手の百度と共同開発した「紅旗EV」を使ってロボタクシーの試験サービスを開始。以降、サービスエリアを河北省滄州市、北京市、広州市に広げている。
一汽(南京)科技開発は、2020年4月の設立。ディープラーニング、データマイニングなどの技術を活用し、自動運転、スマートインタラクティブ、ビッグデータ向けのソフトウエアを開発している。