中国第一汽車集団、日本のEV市場に参入

中国の自動車大手である中国第一汽車集団(吉林省長春市)は、日本の電動車市場に参入する。まず、高級車ブランド「紅旗」のハイブリッド仕様のスポーツ多目的車(SUV)を販売し、来年には同ブランドの電気自動車(EV)を投入する計画だ。智能制造網が20日、日本メディアの報道を引用して伝えた。

「紅旗」ハイブリッドSUVは、欧州にも輸出している同社の旗艦モデル。1回の充電による航続距離は690キロメートルに達する。日本での販売価格は1,100万円を予定。日本の充電規格に対応するよう車体を改造した上で、第一汽車集団の中国の工場から出荷する。

日本の電動車市場参入に当たり、第一汽車集団は、大阪府大阪市に日本初の販売店を開設した。来年に東京にも出店し、以降、その他都市へと販売店ネットワークを拡充することを検討している

第一汽車集団は現在、日本にガソリン車を少量輸出している。

第一汽車集団と競合する比亜迪(BYD)も先ごろ、5人乗り中型セダンのEVの販売を日本で開始した。価格は385万円。日本に新たな部門を立ち上げるとともに、主要都市に販売代理店を開設することを検討している。

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