BYD、DJIと共同で車載ドローン スマート化に1千億元投資へ

(BYDのリリースより)

中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD、広東省深セン市) は16日夜に開いたイベント「比亜迪夢想」で、民用ドローン世界最大手、大疆創新(DJI、広東省深セン市)と共同で車載ドローン「仰望U8」を発表した。

車載ドローンは車体のルーフ部分に格納されており、ワンキーでの自動離陸と帰還が可能で、スマート充電などにも対応している。

今回のイベントでは、DJIとの協力による車載ドローンの発表のほか、BYDがEVの今後の戦略としてスマート化を大幅に強化することも発表した。 車両全体のスマート化に今後1000億元(約2兆650億円)を投資する計画だ。1000人以上のアルゴリズムエンジニアと3000人以上のソフトウエアエンジニアなど人的資源を大規模に投入する。AI(人工知能)モデルの開発でスマート運転やコックピットとの相互接続を担うだけでなく、車両のパワートレイン、サスペンション、その他のハードウェアの機械部品とも相互接続することを目指す。

BYDの発表によると、同社の新エネルギー車(NEV)の2023年の販売台数は前年比62.3%増の302万4400台となり、目標の300万台を達成した。輸出販売台数は前年比334.2%増の24万2800台だった。

BYD Showcased the Intelligence Advancement at Dream Day 2024

 

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