小米、清華系のLiDAR企業・探維科技に投資

(探維科技のウェブサイトより)

自動車向け高性能センサー「LiDAR(ライダー)」開発の探維科技(北京)(北京市)は22日、中国のスマートフォン大手、小米集団(シャオミ、北京市)や極目資本、蘇州旭創などから戦略投資を受けたと発表した。

探維科技は7月にもA+ラウンドで1億元(約20億円)以上を資金調達していた。
探維科技は2017年の設立。コアチームは清華大学精密計装学科の国家重点実験室に由来する。同実験室は2008年からLiDAR技術の研究開発(R&D)を進めている。LiDARとカメラを一体化したフュージョン製品「Tanway Fusion」を開発している。完全自社開発の航空測量レーザースキャング装置(ALS)プラットフォーム技術に基づいた高性能、低コスト、量産が容易な車載向け固体LiDARを商品化し、2019年に量産化を実現している。

高性能フラッグシップモデルである192線式車載用LiDAR「Tempo」は、120°の超広視野角、最大検出距離300メートル(m)、製品高さわずか45ミリ(mm)で、高速・都市向けの高度運転補助装置「NOA」での多様な認識ニーズに対応している。 もう1つのフラッグシップ製品「Duetto」は130線式LIDARで、今年下半期に量産を開始し、自動車大手・広州汽車集団(広汽集団)傘下の電気自動車(EV)メーカー、合創汽車科技(HYCAN、広東省広州市)の純電動MPVに搭載される予定だ。

同社は成都に電子研究開発センターを持ち、2021年末に江蘇省蘇州市にLiDAR生産ラインを設置している。

小米领投,探维科技获得多家产业资本战略投资

探维科技

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