自律型協働ロボットの霊動科技、2.5億元を調達
自律型協働ロボット(AMR)メーカーの霊動科技(北京)(北京市、ForwardX)は22日、プレシリーズCラウンドで2億5,000万元(約41億6,072万円)余りの資金調達を完了したことを発表した。鼎暉VGC、鐘鼎投資、徳厚資本などが出資した。霊動科技は設立から4年間で5ラウンドの資金調達を完了し、調達資金総額は3億元を超えた。
霊動科技は、AMRの研究開発(R&D)で世界のトップ企業。AMRでモノや製品を自動でピッキングして搬送する製造業や物流業界向けソリューションを主に提供している。霊動科技が開発するAMRは、コンピュータービジョン(CV)や深度カメラなどの視覚センサーと、レーダーや慣性測定装置(IMU)などのさまざまな車載センサーを使用してデータを収集し、周囲の環境を多次元的に分析することで異なるシーンに柔軟に対応することが可能だ。すでに500以上の企業にソリューションを提供している。
同社は現在、300人近くの従業員を擁し、うち120人がエンジニアだ。これまでに特許を200件申請し、うち99件は国際特許、11件は米国特許。2019年には大手電気機器メーカーのTCL集団(広東省恵州市)と提携し、第5世代(5G)移動通信システムを使った無人スマート工場を整備した。作業員の20%削減を実現したという。