新興EVの小鵬汽車、コネクテッドサービスの新会社を設立
中国の新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(シャオペン)は2月24日、深セン市にインテリジェントコネクテッドサービスの子会社、小鵬汽車科技を設立した。新会社は、自動車工学、モノのインターネット(IоT)技術や人工知能(AI)ソフトウエアの研究開発(R&D)、車載インテリジェントコネクテッドシステムを行う。26日付智能制造網が伝えた。
新会社の董事長には、小鵬汽車の創業者の夏ハン(ハンは、たまへんに行)氏が就任した。資本金は5,000万元(約8億2,500万円)。
小鵬汽車は2014年に、同社の経営主体である広州橙行智動自動車科技が100%出資して広州市に設立したEVの新興企業。今年1月には、スポーツセダンの電気自動車(EV)「小鵬P7」で無線技術のOTA(Over the Air)「XMART OS 2.5.0版」でアップグレードを行い、最新の自動運転支援機能「NGP」の提供を始めている。
小鵬汽車の1月の納車台数は、前年同月比470%増の6,015台。このうち「小鵬P7」の1カ月の納車台数は3,710台と過去最高を記録した。また、中国銀行など5行から128億元の与信枠を獲得している。さらに日本や米国など26カ国にレーダ製品を販売している、覧沃科技(LIVOX)とレーダ分野で業務提携を発表した。同社は今年、世界初のレーザーレーダ搭載の量産型EVコネクテッドカーを発売する計画だ。