文遠知行が南京にR&D会社設立、無人運転バス運用開始

自動運転技術の開発を手掛ける広州文遠知行科技(広東省広州市、WERIDE)は1月30日、江蘇省南京市に研究開発(R&D)を行う全額出資子会社、文遠蘇行を設立し、無人運転小型バスの試験運用を開始した。1月31日付雷峰網が伝えた。

文遠蘇行が長江の中州にある島に位置する南京生態科技島園区で、無人運転小型バス「MINI ROBOBUS」の試験運用を行う。生態科技島は、長江沿線に位置し面積が約15平方キロメートルほどで、実験的な交通インフラが整備されている「新型公共交通都市」だ。

除幕式当日は、文遠知行の張力CEO(最高経営責任者)と生態科技島の経済開発区管理委員会の上層部らが出席した。地元の建鄴区は先ごろ、文遠知行に5,000万元(約8億円)を融資している。

2017年に設立した文遠知行は、自動運転でレベル4(特定の条件下における完全自動運転)に特化した技術を持つとされる。18年にはルノーや日産自動車、三菱自動車が、文遠知行の資金調達のリード投資家を務めた。

文遠知行は1月15日にも広州市のバイオ産業の集積地である広州国際生物島で、オフィスエリアと商業施設のエリア内を対象にハンドルやアクセル、ブレーキがない完全無人運転小型循環バスの運用を開始している。

文遠知行は大手バスメーカーとの共同開発も推進。昨年10月には、バスメーカーの鄭州宇通客車(河南省鄭州市)と開発したレベル4の完全無人運転バス「小宇2.0」を発表したばかりだ。

于南京成立研发运营机构,文远知行无人巴士再下一城

文远知行

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