中国AI、20年度版実力企業ランキング
バイドゥがトップ
中国の人工知能(AI)専門メディア「機器の心」はこのほど、2020年の国内AI企業のトップランキングを発表した。このうち「AI最強技術ランキング」では、インターネット検索中国最大手の百度(北京市、バイドゥ)や中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)などがトップ10社に選ばれた。
機器の心は17年設立以来、毎年AIランキングを発表しており、20年は4度目。「AI最強技術ランキング」は、技術の実力だけでなく、研究開発(R&D)の取り組み状況、専門人材の豊富さ、特許や論文の多さなどを採点基準とした。バイドゥがトップとなったほか、ファーウェイ、騰訊控股(テンセント)、阿里巴巴(アリババ)、京東(ジンドン)、小米科技(シャオミ)、北京字節跳動科技(バイトダンス)、微軟亜洲研究院(マイクロソフトリサーチアジア)、杭州海康威視技術(ハイクビジョン)、浙江大華技術(ダーファ・テクノロジー)の計10社が選出された。
「AI新インフラ建設ランキング」は、中国聯合通信(チャイナ・ユニコム)、浪潮集団(Inspur group)、三一重工(SANY)、中興通訊(ZTE)、中国鉄塔(チャイナ・タワー)、富士康科技集団(フォックスコン)など30社。
今年は、これまでの6つのランキングに加えて、「新インフラ建設ランキング」、「産業デジタル化ランキング」、「最強生態技術ランキング」、「高い知能を国民が応用ランキング」の4つを加えた。