普利特、遼寧省で年産30GWhのナトリウムイオン電池工場
自動車向け機能性材料などを手掛ける上海普利特複合材料股フン(上海市)は5月31日、持株子会社の江蘇海四達電源(江蘇省啓東市)が遼寧省瀏陽市の瀏陽経済開発区で年間30ギガワット時(GWh)のナトリウムイオン電池およびリチウムイオン電池の生産工場を建設すると発表した。
海四達は1992年の設立。電力・エネルギー貯蔵用二次電池、材料、部品、セル、電池管理システム、システムインテグレーションなど産業チェーン全体のコア技術を持つ。
新工場で生産する主な製品は、角型ナトリウム/リチウムイオン電池、円筒型ナトリウム/リチウムイオン電池など。 工場は3期に分けて建設される予定で、第1期では約30億元(約589億5,000万円)を投資して12GWhの角型電池工場を建設する。第2期でも約30億元を投じて6GWhの円筒型電池を建設、第3期では約42億元を投資して12GWhの角型電池プロジェクト施設を建設する計画だ。
第1期工場は今年末の着工を予定している。