上海市、半導体企業などに最大19億円補助 誘致政策を発表
上海市政府は25日、半導体と人工知能(AI)、バイオ医薬という3大重点産業の発展を促す新政策「新時期強化投資促進加快現代化産業体型政策措置」を発表した。集積回路(IC)企業の市内への進出には最大1億元(約19億4,300万円)の補助金を支給する。
IC産業では、 チップの設計、製造、包装、検査、設備、材料などの分野を重視し、積極的に優良企業を誘致する。 対象となる部品、原材料、その他のIC機器や材料の主要プロジェクトと電子設計自動化(EDA)やその他のハイエンドソフトウエアプロジェクトについては、プロジェクトの投資額の30%以下、最大1億元の補助金を支給する。
AI企業の進出では、スマートチップ、アルゴリズム、オペレーティングシステムなどの核心技術プロジェクトに対し、最大で2,000万元を支給。バイオ医薬企業の進出に関しては、研究開発(R&D)拠点や生産拠点などの医薬品や設備のイノベーションに対して最大で3,000万元の補助金を支給するとしている。