BYDの車部品子会社、ミリ波レーダー向け新プラットフォーム開発
中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)傘下で、自動車電子部品やシャシーを生産する弗迪科技(広東省深セン市)は5日、車載ミリ波レーダー向けの次世代プラットフォーム「RF1」を一般公開したと発表した。
「RF1」で生産したミリ波レーダーは、探知距離を伸ばすとともに、角度分解能を高めることができる。すでに厳格なテストを通過しており、3月中にBYDの量産EVに搭載する。
同社は2016年に安全運転支援システム向けミリ波レーダー製品の開発チームを立ち上げ。17年に24GHzミリ波レーダーの開発に成功し、以降、何度かの製品世代交代を経て、量産車への搭載を実現した。現行プラットフォーム「RB1」で生産したコーナーレーダーは22年末時点の出荷量が100万個を突破した。
年内に4Dイメージングレーダー、電動スライドドアレーダーなどの量産を順次開始する。