中国半導体業界の淘汰加速、22年の市場退出5,746社

中国半導体業界の淘汰が進んでいる。中国企業情報サイト「企査査」によると、2022年に企業登録を抹消した業界企業は5,746社と、21年の3,420社から68%増えた。

「タイ(金へんに太)媒体」が伝えた。22年1~8月は3,470社だったことから、9~12月の4カ月間で一気に2,300社あまり増えた計算。1日平均で15社が登録抹消となったことを意味する。

半導体バブルの下、中国では過去数年でスタートアップが相次ぎ市場参入したが、技術力を持たない企業も多く、中国が目指す半導体の自給自足の実現を導く力となっていない。

中国最大手のインターネット調査会社「艾瑞諮詢集団(アイリサーチ)」によると、中国の半導体スタートアップが2014年~22年5月に行った資金調達は865件に達した。調達企業は、半導体設計に従事するファブレス企業が64.2%を占めた。

米国の利上げや世界的なインフレ、半導体サイクルのピークアウトは、中国の大手半導体企業にとっても逆風となっている。22年の業績予想を発表した業界上場企業104社のうち、49社が減益を見込んだ。

華キン(森の形に金が3つ)証券はこのほど発表したリポートで、22年の景気下振れが半導体産業に巨大なプレッシャーを与えたと指摘。需要減と在庫高が供給過多をもたらしたと報告した。米国による中国への半導体輸出規制もまた、半導体企業の業績や業界見通しに大いに影響しているとした。

2022年,超5700家中国芯片公司消失

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