韓サムスン傘下のハーマンとproteanTecs、自動車電子機器の予防保全で提携
韓国サムスン電子傘下で、コネクテッドカー技術を持つ米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズと、エレクトロニクス向けディープデータ分析のグローバルリーダーであるイスラエルのproteanTecsは7日、共同で開発した自動車電子設備向けの予防保全ソリューションを発表した。
同ソリューションは、インターネット経由で自動車のソフトウエアを更新する「OTA(オーバー・ジ・エア)」やディープデータ分析、設備の健全性を確認するモニタリング技術と連携し、車の故障を予測・予防・通知する。
ハーマンのOTA・サイバーセキュリティバイスプレジデントのMichal Geva氏は、「自動車はソフトウエア中心の電子機器へと変化を遂げ、車載ソフトウエアは最高のパフォーマンスを実現するためにメンテナンスと更新が欠かせなくなった。proteanTecsとともに、自動車メーカーに一つのプラットフォームを提供し、各種のOTA技術を通じてトラブルを検査・修復していく」と宣言。
proteanTecsのバイスプレジデントのGal Carmel氏は、「ハードウエア、ソフトウエアに関わらず、さまざまなタイプの故障を予測・予防していくことは、次世代カーの発展においていすら極めて重要だ」と述べた。