レノボ、スポーツカーのロータスと提携 完成検査にAI活用
パソコン最大手の中国の聯想集団(レノボ、北京市)はこのほど、自動車大手の浙江吉利控股集団(浙江省杭州市)傘下の英系スポーツカーメーカーであるロータスと事業提携すると発表した。2社は今後、聯想の技術に基づく人工知能(AI)による車両自動検査システムをロータスが各国に構える工場に導入する。
智能制造網などが18日伝えた。これまで目視で行っていた完成検査を、AIで自動化。動力システム、外観、内装など多くの検査項目を統括的に行う。
聯想はロータスとの提携合意について、聯想が新たに創設したソリューション・サービスグループ(SSG)の総合的なサービス力と、上海の研究開発センターのイノベーション技術が評価された結果だとし、今後、さらに踏み込んだ協力を行っていく方針を示した。
ロータスは2017年に吉利傘下に入り、2020年に湖北省武漢市で新工場を着工した。各工程がデジタル化、スマート化された先進工場となる。