STマイクロ、50億ユーロでイタリアにSiCパワー半導体工場建設

(STのリリースより)

スイスに本社を置く世界的な半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(ST)は5月31日、イタリアのカターニアに50億ユーロ(約8536億円)を投じて200ミリメートル(mm)の炭化ケイ素(SiC)パワー半導体デバイス、テスト・パッケージング製造工場を設立すると発表した。イタリア政府が欧州連合(EU)の補助金政策「European Chips Act(欧州半導体法)」の一環で、20億ユーロを拠出する。

新工場は、炭化ケイ素(SiC)半導体チップとテストおよびパッケージングに特化した工場で、2026年に生産を開始し、33年までにフル稼働を目指す。フル稼働時には最大で週1万5,000枚のウエハーを生産する。

EUの欧州半導体法は、地元での半導体生産を誘致する政策。補助金など430億ユーロを拠出して、30年までに世界の半導体の20%を生産するという目標を掲げている。

STMicroelectronics to build the world’s first fully integrated silicon carbide facility in Italy

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