BYD、インドネシアに年産15万台のEV工場建設  26年1月に生産開始へ

(Suryacipta Swadayaのリリースより)

中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD、広東省深セン市)は4月30日、インドネシアの西ジャワ州スバン県の工業団地、Subang Smartpolitan(スバン・スマートポリタン)に年産規模15万台のEV完成車工場を建設すると発表した。2026年1月までに生産を開始する計画だ。

BYDは同日、工業団地の開発会社、Suryacipta Swadaya(スルヤチプタ・スワダヤ)と入居契約を結んだ。新工場の敷地面積は108ヘクタール。BYDは13億米ドル(約2039億1800万円)を投じて最新の省エネ技術やスマート機能を備えた研究開発(R&D)センターを含むEV工場を建設する。

スルヤチプタ・スワダヤによると、土地の引き渡しは今年8月に行われる。BYDは以後段階的に工場の建設を進める計画で、第1期は2026年1月までに稼働する見込みだ。

BYDは今年1月、インドネシアで「DOLPHIN(ドルフィン)」「SEAL(シール)」「ATTO 3(アット3)」のEV3車種を発表し、同国のEV乗用車市場に正式参入した。BYDは現地のディーラーと協力して50店舗をオープンする計画で、今年中に工場建設を開始する計画も明らかにしていた。

インドネシア自動車工業会(GAIKINDO)によると、インドネシアの自動車販売台数は23年に100万5800台となり、東南アジア最大の自動車消費国。一方、インドネシアは東南アジア第2位の自動車生産国でもあり、23年の自動車生産台数は139万5700台で、タイの184万1700台に次ぐ2位。

(Suryacipta Swadayaのリリースより)

Subang Smartpolitan Welcomes BYD, First Largest Tenant of Electric Vehicle Manufacturing

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