華為、5.5G製品を来年リリースへ
中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、広東省深セン市)の孟晩舟輪番会長は28日、第5世代移動通信システム(5G)をさらに高速化した「5.5G」の商用製品を2024年にリリースする計画を発表した。
同日、上海市で開幕した「モバイル・ワールドコングレス(NWC上海)」で登壇し発表した。
曹明氏は「5Gはすでに人々の生活と仕事を変え、デジタル経済の発展の重要な原動力となり、事業者の商業的成功を可能にし、モバイル業界に5.5Gへの飛躍という新たな勢いをもたらしている。 ファーウェイは業界と協力してイノベーションを加速し、5.5Gを現実のものにする」と話した。
華為の無線ネットワーク製品部門の曹明・総裁は「特に5.5Gの低遅延、高信頼性、大容量アップリンク機能により、工場はワイヤレス接続を完全に実現し、生産ラインの調整コストを削減して生産性を向上させることができると強調。また5.5Gは通信からセンシングへと事業を拡大し、道路のセンシング、事故警報、船舶検知、無人船舶などを可能にし、スマート交通とスマート船舶の構築を支援するだろう」と期待を述べた。