テンセントとバイトダンス、動画の二次利用などで合意
動画投稿アプリ「抖音」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス、北京市)は7日、動画配信プラットフォームの騰訊視頻(テンセントビデオ)と長短動画の連携促進、短編動画二次作成などで合意に達したと発表した。
テンセントビデオは今後、バイトダンスに対して、サブライセンス権を付与された長編動画の配信を認可し、二次創作の方法とリリースルールを明確にする。 バイトダンス傘下の動画投稿アプリ「抖音(TiKTok)」、「西瓜視頻」、ニュースアプリ「今日頭条」などのユーザーは、テンセント内の作品を二次創作することができるようになる予定だ。 質の高いビデオコンテンツの作成と普及が促進されると期待されている。
バイトダンスは過去に何度も著作権侵害の問題に直面している。テンセントビデオは2021年、独占配信ドラマ「掃黒風暴」の著作権が侵害されたとして、バイトダンスに対し1億元(約13億1,000万円)の損害賠償を求めて提訴した。 昨年には、西安中級人民法院がバイトダンスに対し、テンセントの動画作品「雲南虫籠」の著作権を侵害として3,200万元以上の賠償を命じている。