アラムコとPasqal、サウジアラビア初の量子コンピュ–タ–および中東初の商用Quantum Computing as a Service (QCaaS)

サウジアラビア・ダーラン, 2026年5月21日 /PRNewswire/ — 世界有数のエネルギー・化学企業であるアラムコは、ニュートラル原子方式量子コンピューティングのグローバルリーダーであるPasqalとのパートナーシップのもと、本日、サウジアラビア王国初の量子コンピューターの本格稼働開始を正式に発表しました。
両社はまた、中東地域で初となる商用のQuantum Computing as a Service(QCaaS)プラットフォームを発表し、地域における量子技術の専門性構築と、エネルギー、材料、産業分野における量子アプリケーション開発の加速に向けた新たな段階を切り開きました。
本取り組みは、地域の技術発展における重要なマイルストーンとなるものであり、QCaaSにより世界中の顧客がクラウド経由で遠隔アクセスできる環境が整いました。ダーランにあるアラムコのデータセンターに設置された当該システムは、安全なクラウド基盤を通じて量子ハードウェアへの低遅延アクセスを提供し、複雑な産業課題への対応を可能にします。
アラムコ テクノロジー&イノベーション担当 エグゼクティブ・バイス・プレジデントのアハマッドO.アルコウェイターは、次のように述べています。
「今回の量子分野における成果は、サウジアラビアの研究者、エンジニア、科学者の努力の結晶です。共同での人材育成と研究への投資を通じ、私たちは王国内において世界水準の量子技術力を構築しています。こうした技術は、次世代エネルギーソリューションの創出、低炭素燃料の開発加速、さらには貯留層やサプライチェーンの最適化に貢献します。本成果が、イノベーション主導型経済の推進力となり、将来を担う世代に新たな雇用機会を創出し、サウジ・ビジョン2030の実現を後押しすることを期待しています。」
Pasqal CEOのWasiq Bokhariは次のように述べています。 「アラムコは量子コンピューティングの到来を待つだけではなく、グローバルリーダーとしてその発展を自ら牽引しています。本日の発表は、世界で最も困難な産業課題がすでにPasqalの量子プロセッサ、ソフトウェア、専用ソリューションによって解決に向けて取り組まれていることを示すものです。当社のシステムがアラムコの重要業務において活用されると同時に、地域の企業や研究コミュニティにも提供されることは、『実用的かつ安全な量子コンピューティングをスケールで実現する』という当社の使命の中核です。」
Pasqalは2019年の設立以来、最適化、シミュレーション、人工知能などの複雑な課題解決に向けて、高性能ハードウェアおよびクラウド対応ソフトウェアの設計・開発を進めてきました。2025年11月に初期導入されたPasqalの量子処理装置(QPU)はニュートラル原子技術を採用し、200のプログラム可能な量子ビットを制御します。本日の発表により、本システムは幅広い産業用途における本格運用段階に移行し、企業は実社会の課題に対応する量子強化ソリューションの開発・検証が可能となります。
本パートナーシップのもと、アラムコは基盤顧客として、量産対応可能なQPUを活用したユースケース開発のロードマップを推進し、エネルギー、材料、産業オペレーション分野における量子・古典ハイブリッドソリューションの開発を加速します。また、研究機関や大学、企業などの外部組織も、Pasqalのクラウドプラットフォームを通じて、世界でも限られた量子コンピューターへのアクセスが可能となります。
アラムコの国内ベンチャー投資部門であるWa’ed Venturesは、2023年1月にPasqalへ初期投資を行い、先端量子技術の国内導入および地域の量子エコシステム構築を推進してきました。以降、両社は複数の重点分野にわたる高付加価値の課題解決に向けた体系的な量子プログラムを構築し、量子と古典計算の融合により従来を超える能力の実現を進めています。これらの取り組みには、港湾物流の最適化、CO₂貯留の最適化、坑井配置、リグのスケジューリング、王国における量子人材育成、さらには地域全体への量子コンピューティングの展開が含まれています。
@aramco
【アラムコについて】
世界有数の総合エネルギー・化学企業として、私たちのグローバルチームは、重要な石油供給から新エネルギー技術の開発に至るまで、あらゆる活動において影響力を発揮することに注力しています。 当社は、当社の資源をより信頼性が高く、より持続可能で、より有用なものにすることを重視し、世界中の成長と生産性の促進に貢献しています。
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