マスク氏のチーム、中国の太陽光発電産業チェーンを調査か

財聯社は複数の業界関係者の話として、米起業家イーロン・マスク氏のチームがこのほど、中国の太陽光発電(PV)産業チェーンの実態調査を進めており、すでにヘテロ接合(HJT)設備メーカーとの受注契約が成立していると報じた。
関係者によれば、マスク氏傘下の宇宙開発企業、SpaceXと電気自動車(EV)大手Tesla(テスラ)の両チームが中国の太陽光関連企業を相次いで訪問しているという。テスラのチームは現在、主に工場監査の段階にあり、産業チェーン上の複数企業を視察。一方、SpaceXのチームは主に太陽光発電設備メーカーを訪問しており、国内の大手ヘテロ接合設備メーカーとすでに受注ベースの協力関係にあるとされる。ただし、商業機密などの理由から詳細は公表されていない。
企業関係者は、ヘテロ接合設備を生産ライン一式で供給できる企業は現時点では限られていると指摘する。マスク氏のチームは以前から、中国国内のあるヘテロ接合関連企業から安定的に設備を調達しており、その協力関係は現在も継続しているという。
報道によると、ヘテロ接合設備はヘテロ接合型太陽電池の製造に特化したもので、シリコン系電池の上にアモルファスシリコン薄膜などの材料を積層し、PN接合を形成することで、光電変換効率を大幅に向上させるのが特徴だ。一般的に変換効率は24%以上に達するとされている。
IT之家が以前伝えたところでは、中国工業情報化部の李楽成部長が中国日報に寄稿した英文記事の中で、中国の太陽光発電、風力発電、リチウム電池、新エネルギー車といった優位産業の企業に対し、「海外進出」を積極的に促していく方針を示している。



