中微半導、同社初の不揮発性メモリを発表 ストレージ分野へ本格参入

MCU(マイクロ・コントロール・ユニット)設計開発の中微半導体(深セン)(Cmsemicon、広東省深セン市)は19日、同社初となる不揮発性メモリ(Non-Volatile Memory)チップを近く投入すると明らかにした。これにより、同社が正式にフラッシュメモリ(Flash)分野へ参入することが示された。

今回発表された新製品は「CMS25Q40A」で、容量4Mビットの低消費電力SPI NOR Flashチップである。メモリアレイは2048ページに分割され、1ページあたり256バイト構成となっており、1回のプログラム動作で最大256バイトを書き込むことが可能だ。消去方式は1KBセクター消去、4KBセクター消去、32KBブロック消去、64KBブロック消去、全消去に対応し、低コスト、低消費電力、高速SPI読み書き、電源断でもデータ保持といった特長を備える。

電気的特性としては、1.65V~3.6Vの単一電源で動作し、全シリーズで小型パッケージを採用することで実装面積の削減を実現している。標準SPIインターフェースをサポートし、デュアル/クアッド出力、デュアル/クアッドI/O SPIモードに対応、SPIの最大クロック周波数は120MHzに達する。ホールド端子や書き込み保護端子、プログラマブル書き込み保護機能を備え、メモリ領域ごとの書き込み制御を柔軟に行える点も特徴だ。

さらに、1024バイトのセキュアメモリ、ワンタイムプログラマブル(OTP)ロック機能、内蔵64ビットユニークIDといったセキュリティ機能を搭載し、ページプログラム時間は1.25msとしている。

用途面では、小容量ストレージを必要とする分野を主な対象とし、組み込みMCUのプログラム保存、小型スマートハードウェアの設定データ保存、低消費電力IoT端末、各種周辺機器・モジュール向けストレージなど幅広いシーンでの利用が想定されている。

同社によると、CMS25Q40Aの投入は「MCU+」戦略を推進する中での最新成果であり、これまで空白だったFlash分野を補完する重要な一歩だという。今回の製品化により、フラッシュメモリ容量ラインアップの拡充やシリーズ化を進めるための基盤が整ったとしている。

また、新製品の追加は製品ポートフォリオと形態の多様化にもつながり、適用分野の拡大や、スマート制御ソリューションにおけるワンストップ提供能力の強化に寄与する。中微半導は、これを通じて総合競争力を一段と高め、ストレージ分野における新市場開拓と新たな成長機会の創出を目指すとしている。

中微半导体(深圳)股份有限公司 关于自愿披露公司发布新产品的公告

中微半导体(深圳)股份有限公司

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