中国で「スマート製造」関連株が続々登場、11月以降で15社
中国の株式取引市場で、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)を活用した「スマート製造」関連銘柄が量産されている。多くの上場企業が続々とスマート製造分野に参入しており、株式取引アプリ「同花順」のまとめによると、11月に入ってからだけでも15社あまりの上場企業がスマート製造関連銘柄に加えられた。
深セン証券取引所に上場する天津津栄天宇精密机械は24日、スマート製造関連銘柄に指定された。同社は精密金型の開発・生産に従事し、エネルギー管理・送電保障システム、工業自動化、スマート製造電力保障システムなどに低コストで、高品質なソリューションを提供している。
同じく深セン証券取引所に上場する杭蕭鋼構も、同日にスマート製造関連銘柄に指定された。同社は鋼構造エンジニアリングの設計・製造を手掛け、IoTなどを活用した「未来工場」の建設を進めていることが選定の理由となった。
また23日にスマート製造関連銘柄に指定された山東漢キン(森の形に金が3つ)科技は、スマート製造とマシンビジョンを使用した自動品質検査システムを組み合わせたビジネスモデルが山東省政府による「AIの典型的な活用シーン」の認定を受けた。