農業用ドローンの極飛科技、3億元超を調達



農業用ドローンを手掛けるアグリテック企業の広州極飛科技(XAG)は18日、投資会社の高瓴資本から、シリーズC++ラウンド融資で3億元(約50億円)を調達したと発表した。人工知能(AI)の技術をドローンや無人車両などに活かし、農業のスマート化を加速する。19日付億欧網が伝えた。

極飛科技は14年に、Aラウンド融資で2,000万米ドル(約21億7,500万円)を獲得し、BラウンドとCラウンド融資でもそれぞれ資金を調達。これまでの5回の融資で合計16億元を獲得した。今回の融資は、2020年末に日本のソフトバンクなどから、C+ラウンド融資で獲得した12億元に続く大型資金の調達となった。

07年に設立した極飛科技は、ドローンメーカーとして事業を開始した。13年ごろから中国の農業分野での深刻な労働力不足を補うため、農業用ドローン事業を強化。19年には、農業用モノのインターネット(IoT)、スマート農場管理システムなどを発表し、現在ではドローン、無人車両、スマート農場管理システムなど6つの農業関連製品を揃える。

極飛科技は20年末までで、931万超の農家と7億8,000万ムー(約5億2,000万ヘクタール)の農地、42カ国・地域で、スマート農業技術と製品のサービスを提供している。同社は、ロボット技術や情報通信技術(ICT)など、省力化や高品質生産を目的とした、新しい農業を構築。公式データから、20年までの同社の売上高は253%の増加となっている。

极飞科技完成由高瓴创投投资的超3亿元C++轮融资

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