山東省、9月から家庭用EV充電スタンドに時間帯別電気料金制

山東省発展改革委員会はこのほど、集合住宅など家庭用の電気自動車(EV)向け充電スタンド・設備からの充電に対し、9月1日から時間帯別の電気料金制を導入すると通知した。電力の消費量が多い時間帯から少ない時間帯へのピークシフトを促し、逼迫する電力需要を緩和すると同時に、高騰するEV電気料金の負担を軽減する狙いとみられる。

通知によると、現行の電力価格の1キロワット時(kWh)当たり0.555元(約11円)をベースにして、電力消費量の多いピーク(山)時間帯は0.03元、最高ピーク時は0.333元それぞれ引き上げ、電力消費量が少ないボトム(谷)時間帯は0.17元、最低ボトム時は0.333元それぞれ引き下げた電気料金とする。よってピーク時の電気料金は0.585元、最高ピーク時は0.888元、ボトム時は0.385元、最低ボトム時は0.222元となる計算だ。

山東省はピーク時、ボトム時の時間帯を今後決定し、通知する。現行の場合、ピーク時間帯が午前8時〜午後10時まで、ボトム時間帯が午後10時〜翌日午前8時までとなっている。9〜11月の最高ピーク時間帯が午前11時〜午後2時、12月は正午から午後2時となっている。

純電気自動車(EV)ユーザーが毎週平均1回充電(8時間、60度)した場合、従来の1回の電気代は33.3元、年間の電気代は1,731元に上るが、新電気料金制度によりボトム時間帯で充電した場合、年間の電気代は1,201元となり、約500元、約31%の削減につながるとみられている。

山东:居民电动汽车充电桩分时电价新规来了

  

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