小米が千顧汽車に出資、自動運転車向け部品調達か

スマートフォン大手の小米科技(シャオミ、北京市)は、全額出資子会社を通じて、自動車向け電子制御ブレーキシステム(EBS)などを手がける上海千顧汽車科技に出資参画した。小米は自動運転車の量産準備を進めており、千顧汽車から部品供給を受ける可能性がある。

盖世汽車が15日伝えた。千顧汽車は、レベル3、4自動運転に対応したEBSの開発・生産も手掛ける。中国の企業データ提供会社「企査査」によると、千顧汽車はこのほど増資を実施。これに伴い株主構成が変更され、小米が全額出資する瀚星創業公司が新株主としてリストアップされた。

小米は2024年上半期中に自動運転電気自動車(EV)の量産開始を目指している。しかし、昨年11月時点の関係筋情報によると、同社の自動運転事業部は人員調整を進行中。当初は完全自主開発を予定していた自動運転EVは、サプライヤーから部品提供を受ける方向へと戦略転換したとされる。自動運転試験の結果が良好でなかったことや、量産開始スケジュールに間に合わせることを優先したためとみられている。

小米入股线控底盘生产商千顾科技

千顾科技

Tags: , , , ,

関連記事