極佳視界と中国郵政、AIロボットで郵便物の仕訳を実証へ

中国ロボット開発の北京極佳視界科技(GigaAI、北京市)と中国郵政集団の武漢支社(湖北省武漢市)はこのほど、戦略協力の枠組み合意書を締結した。AIと郵便・宅配業務を融合し、物流現場におけるフィジカルAIの導入を共同で進める。協力はまず、郵便物を仕分けラインへ投入する作業の実証から始める。
郵便物の仕分け工程では、サイズや重量、到着順、積み重なり方が毎回異なる。ロボットは郵便物の形状や位置を認識し、適切な角度でつかみ、コンベヤーの速度に合わせて正確に配置する必要がある。従来の自動化設備では対応が難しい作業だ。
武漢郵政支社は、実際の仕分け作業環境と運用データを提供する。極佳視界は、郵便・宅配業務に適したフィジカルAIロボットの技術方案を提供し、開発、導入調整、運用保守を担当する。今後は、仕分け作業の協調化や末端配送にも応用範囲を広げる。複雑な物流環境に対応するAIアルゴリズムや、複数ロボットの協調制御を共同研究し、ロボットが現場データを継続的に収集・学習して自律的に能力を高める仕組みを構築する。
極佳視界は、視覚大規模モデルおよび4D世界モデル技術の研究開発(R&D)と応用を手がける。世界モデル基盤「GigaWorld」「DriveDreamer」「YISU」、汎用フィジカルAIモデル「GigaBrain」、ロボット本体「Maker」を組み合わせた事業基盤を構築している。武漢郵政支社は、市内をカバーする仕分け処理センターを整備し、物流、情報、資金、商流を一体化したサービス体制を持つ。




