CATL、南米・ボリビアにリチウム生産パイロット工場

ボリビアのウユニ塩湖

中国の大手電池メーカー、寧徳時代新能源科技(CATL、福建省寧徳市)は17日、ボリビア国営のボリビアリチウム公社(Yacimientos de Litio Bolivianos、以下YLB)との間で、塩水(かん水)から直接的にリチウムを抽出するDLE技術を採用したパイロット工場の建設に向けた事業協定書に署名した。

同プロジェクトは、CATL、CATLのバッテリーリサイクル子会社BRUNP、中国のコバルト、ニオブ、モリブデン採掘大手CMOCの3社のコンソーシアム「CBC」と、YLBが共同で進める。

パイロット工場は、ボリビア南部のポトシ州西部に位置するウユニ塩湖に建設予定で、まず2,500トンの炭酸リチウムを生産し、最終的には2万5,000トン超の年産力に到達させる。

今回署名した協定の有効期間は2年間。CBCはパイロット工場の建設と併せて、YLB工業園区に近いコルチャ・カ市に9,000万米ドル(約132億8,400万円)を投じる。

 CBCとYLBは昨年1月、ボリビアのウユニ塩湖とオルロ塩湖でDLE技術を使用したプラントを2カ所建設する協定書に署名した。

米国地質調査局の最新統計によると、ボリビアのリチウム確認埋蔵量は2,100万トンで、世界最大。同国政府は昨年7月、ウユニ塩湖の南部近隣にあるパストスグランデス湖とコイパサ湖で新たにリチウム200万トンの確認可採埋蔵量を確認したと発表した。

(在ボリビア中国大使館の発表より)

驻玻利维亚大使王亮应邀出席乌尤尼盐湖建设中试工厂协议签约仪式

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