米NVIDIAのフアンCEO、ベトナム拠点設立に意欲

ベトナムを初訪問した米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はこのほど、ベトナムに拠点を設立する計画を明らかにした。海外メディアがベトナム政府の情報として伝えた。

ベトナム政府はフアンCEOの発言を引用し、「NVIDIAはベトナムを重要な市場と見ており、ベトナムの半導体産業を発展させるためにベトナムに拠点を設立したい」と述べたという。一部海外メディアによると、NVIDIAはベトナムに2億5000万米ドル(約363億7500万円)を投資する計画だという。

米アップルや韓国サムスン電子などの大手IT企業は、ベトナムでの生産拠点設立によってサプライチェーンを多角化しようとしている。 一方、米インテルはこのほど、ベトナムへの投資計画を棚上げすることを決定した。より多くの半導体企業を誘致し、ベトナムのサプライチェーンを多様化するというベトナム政府の計画に打撃を与えるものになっている。

インテルは2021年1月、ベトナム工場に4億7500万ドルを追加投資し、第5世代移動通信システム(5G)製品とコアプロセッサーの生産能力を増強したと伝えた。

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