テンセント、EVの嵐図汽車と戦略提携 

ITでモビリティーサービスを進化

騰訊と嵐図汽車が戦略提携=23日(嵐図汽車のリリースより)

中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス、広東省深セン市)は23日、東風汽車集団傘下の電気自動車(EV)メーカー、嵐図汽車(VOYAH)と戦略的パートナーシップを締結した。デジタルマーケティング、スマートコックピット、ナビゲーションマップ、クラウドサービス、海外市場開拓、サイバーセキュリティなどの分野で踏み込んだ提携を進め、将来のモビリティサービスの形を共に探索する。

テンセントと東風汽車は2019年に戦略提携を結び、以来、コネクテッドカー、自動車の安全性、自動運転、モビリティサービス、スマート物流、共同イノベーション、デジタルトランスフォーメーション(DX)の7分野で業務提携を進め、その成果を嵐図汽車のEVシリーズに活用してきた。今回の戦略提携は、これをベースに協力関係をさらに深化させるものとなる。

デジタルマーケティングの分野では、より豊富かつ正確に顧客と直接コミュニケーションを取れるマーケティングモデルを打ち立て、顧客体験(CX)の向上を図る。スマートコックピットに関しては、次世代の車載ナビゲーション製品を探索。クラウドサービスでは、コストパフォーマンスの高いクラウドプラットフォームを共創するとともに、自動運転、スマートコネクティッドに関する技術提携を深める。

このほか、デジタルエコシステムの構築を進め、海外市場を開拓するほか、テンセントの工場IoT化やデジタルツインなどの技術を活用して、嵐図の生産ラインの柔軟性を高めることも確認した。

岚图与腾讯签署战略合作协议

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