棚式AGVの海柔創新、1億元を資金調達

物流倉庫ロボットを手掛ける深セン市海柔創新科技(広東省深セン市、HAI ROBOTICS)はこのほど、B+ラウンドで1億元(約16億7,855万円)を資金調達した。資金は主に製品の研究開発(R&D)の強化に充てる。10日付OFweek機器人網が伝えた。

深セン市海柔創新科技は2016年に深セン市で設立、棚ごと移動する無人搬送車(AGV)など倉庫管理業務の自動化を手がけている。18年には箱式AGVを先駆けて商品化に成功。ロボット技術と人工知能(AI)アルゴリズムを活用することでより高効率な倉庫管理・運搬を実現している。代表作の「HAIPICK」システムは運搬、出庫、仕分け作業をロボットにより自動化し、オペレーターの作業効率が3~4倍向上した。電子商取引(EC)やアパレル、製造、物流、医療、自動車部品、デジタルなどのさまざまな業界での応用が期待されている。

同社は現時点で300以上の知的財産権を所有する。中国大手物流企業の順豊百世物流、ドイツのDHL、中国EC大手の京東物流、オランダ電機大手のフィリップス、アパレルメーカーのユニクロ、中国の国有送電最大手の国家電網などのさまざまな業界の大手企業と提携している。アリババグループ傘下のIT技術を活用したデジタル工場「犀牛智造(シーニュージーザオ)」にも導入されているという。現在、90以上のプロジェクトを実施しているほか、ロボット製品の累積販売台数は600台を超えている。

箱式仓储机器人海柔创新获亿元B+轮融资

https://robot.ofweek.com/2021-03/ART-8321203-8120-30488582.html

深セン市海柔創新科技

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