広汽集団、一汽豊田の50%株式取得を計画=「南北トヨタ」が統合へ

中国の大手自動車メーカー、広州汽車集団(GAC)は28日夜、広汽集団は株式を発行し、一汽集団傘下の一汽股フンが保有するトヨタ自動車との合弁会社、一汽トヨタの50%株式を取得する計画を発表した。

公開情報によると、一汽トヨタは一汽股フンとトヨタ自動車が共同出資して設立した合弁会社。天津、長春、成都に完成車生産拠点を展開するほか、関連エンジン工場も擁し、完成車と主要部品の自主研究開発・生産能力を備えている。これまで一汽トヨタと広汽トヨタは、それぞれ独立した運営体制の下で市場を開拓してきた。商品構成、サプライチェーン、販売網、マーケティング体制も、両社がそれぞれ整備する形だった。自動車市場が急速に拡大していた段階では、こうした二元的な運営によって生産能力を引き出し、市場成長の恩恵を取り込むことができた。

しかし、需要が成熟し、電動化・スマート化を巡る競争が急速に進む現在では、経営資源の分散や重複投資といった課題が目立ち始めている。これらが合弁事業の効率向上や利益拡大を制約する要因となっていた。

中国汽車工業協会のデータによると、2025年の一汽トヨタと広汽トヨタの販売台数は、それぞれ80万5,500台、75万6,000台だった。合計販売台数は、合弁乗用車の総販売台数の17.03%を占め、合弁ブランドの中でも上位の市場シェアを維持している。一方、2026年1~8月の累計販売台数は、一汽トヨタが39万4,800台で前年同期比約15%減、広汽トヨタが45万5,200台で同約2.46%減となった。両社とも販売面で大きな圧力に直面している。

今回の計画が実現すれば、広汽集団は「南北トヨタ」と呼ばれる一汽トヨタと広汽トヨタの両合弁会社を同時に傘下に収めることになる。商品企画、部品調達、マーケティング資源などを統合的に調整できるようになり、重複投資の削減や技術革新コストの分担が可能になる見通しだ。経営資源を重要な基盤技術の開発に集中させる効果も期待される。

広汽集団は、今回の再編を通じて総合競争力を一段と高め、自動車産業のサプライチェーンが再構築されるなかで先行者利益を確保し、国際競争力を持つ大手自動車グループの形成を加速する方針だ。

广州汽车集团股份有限公司发行股份购买资产并募集配套资金暨关联交易预案

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